秋山真之には多くの謎がある。「本日天気晴朗ナレドモ浪高シ」という、あのあまりにも有名な一文は、何のために、誰に宛てて書かれたものか。奇癖ばかりが目立った天才であったように言われているが、実際はどうだったのか。日露戦争後に宗教的なことに傾倒したと伝えられるが、ほんとうのところはどうだったのか。なぜ、四十九歳十一カ月という若さで亡くなったのか……
本書では、秋山真之の生涯をたどりながら、そういう謎をできるだけ解いてみようと試みた。かなりは解けたのではないかと思っている。(本書「まえがき」より)
昭和30年(1955年) 愛媛県松山市生まれ
愛媛県立松山東高等学校、一橋大学経済学部卒業
愛媛県県立高校地理歴史・公民科教諭
平成14年度から18年度まで、松山北高等学校勤務
平成19年度より今治西高等学校定時制課程勤務
平成12年より朝日新聞愛媛版短歌投稿欄「伊予短歌」選者
短歌同人誌『遊子』代表事務局
『秋より高き~晩年の秋山好古と周辺のひとびと』(アトラス出版)刊行
本文サンプル
真之が立案した様々な作戦や、バルチック艦隊との海戦を図表を使って詳細に解説。
各章紹介
第1章 風土・素質・教育
第2章 海軍きっての理論家に
第3章 高速回転する頭脳
第4章 見識と思想
巻末収録 秋山真之年譜