膀胱炎・尿道炎と漢方

 デパートに勤める27歳のOLです。昨年7月に膀胱炎になり、その時は病院の薬を一週間ほど服用したら治りました。ところが今年の6月頃からまた調子が悪くなってきました。職場のクーラーで体が冷えたり、お客様の応対でトイレにも行けず我慢することもしばしばで、それも原因とは思いますが、排尿時の痛みや不快感はとても苦痛です。それに、さっき済ませたのにまた、トイレに行きたくなり、少量の尿しかでません。こんな状態が毎月10日ほど続きます。慢性膀胱炎の心配もあり、漢方薬で治したいと思うのですが。

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 近年、若い女性を中心に増加の一途をたどっているのが膀胱炎ですが、一度罹患すると、一旦治癒したようにみえてその後再発を繰り返し、悩まされ続けるケースが少なくないようです。元来膀胱炎と尿道炎は別種の疾患ですが、中医学では特に区別しません。排尿痛や残尿感、尿の混濁、頻尿等の排尿異常を主症状とする一連の症候群と考えます。

 ご質問のケースですがまずは大手町薬局猪苓湯を服用してみて下さい。猪苓湯は膀胱炎や尿道炎に最も一般的に用いる処方で、排尿痛や頻尿、残尿感があり、血尿の出ることもあり、口渇があるときに適します。大半の膀胱炎はこれで治癒します。炎症が強く、排尿痛・頻尿など甚だしければ大手町薬局黄連解毒湯や車前子・木通・裏白柏などを配合します。また、しばしば尿意をおぼえるのに尿の出が悪く、血尿に加え、膿が混じるような場合は大手町薬局五淋散が有効なこともありますが、大手町薬局四物湯八珍湯との合剤が効果的でしょう。平素から胃腸が弱く体力がやや低下した人の慢性膀胱炎には大手町薬局清心蓮子飲をよく使います。この処方は尿路症状だけでなく、イライラ、憂うつ等の神経症状にも作用するという長所があります。比較的頻繁に使用する漢方薬です。逆に体格がガッチリしていて皮膚の色が浅黒い人の膀胱炎なら大手町薬局龍胆瀉肝湯を用います。淋疾性のものにもこの処方が適応することがあります。

治療にあたっては、食物や飲み物は刺激性のあるものは膀胱の粘膜を刺激し、炎症を悪化させるので禁じたほうがよいでしょう。そして、腰部や下腹部を温めると症状がやわらぎます。いずれにせよ膀胱炎・尿道炎の場合も漢方によって案外すみやかに軽快・完治する場合が多いようです。

 

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 初めてメールさせていただきます。私は福岡県に住む25歳の女性です。夏になるとよく膀胱炎を起こし、トイレが急に近くなり、排尿時や後にいやな残尿感を感じます。病院で薬をもらうと2〜3日で良くなりますが、何度も再発します。ひどくなると尿に血液が混じり赤くなり、あわてて病院に走ります。以前性病にかかったことがありますが、それは良くなっています。このような私にあった漢方薬がありましたら、教えてください。

 

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  膀胱炎は大腸菌などの細菌が尿道を伝って上がり、膀胱の粘膜に炎症を起こす病気です。この病気が女性に多いのは、女性の膀胱が男性に比べて短いので、細菌が尿道に入りやすいためです。膀胱は、細菌に対して抵抗力があるので、単に細菌が進入しただけでは炎症は起こりにくいものです。ところが、冷房による体の冷え、過労、体力の低下、尿のがまんのしすぎ、などの条件が重なるほど、膀胱炎の発症につながります。漢方薬の服用は不快な自覚症状の改善と共に膀胱炎を起こしにくい体にする効果があります。急性期には、抗菌剤や抗生物質に合わせて大手町薬局五淋散金銀花を併用して服用ください。大手町薬局五淋散には、利尿作用、抗菌、消炎作用、平滑筋痙攣を抑制するとともに鎮痙効果のある生薬が配合されています。なるべく水をたくさん飲んで小便の量を増やし、細菌を洗い流してください。その後、再発予防のために多少の細菌が入ってきても病気にならない体づくりをすることを目標に大手町薬局五淋散に免疫力を高め、体力を高める、大手町薬局補中益気湯大手町薬局六君子湯大手町薬局十全大補湯を併用してお飲みください。それと共に毎日の生活の中で心得たいことは、長期間尿意を我慢しないこと、体を冷やさないこと、過労に気をつけることです。

 
 
 
漢方はその人の体質や症状によって処方や内容成分が変わってきます。病気に対するアドバイスもしています。今までの大手町薬局の経験および症状の改善が見られた症例をお教えします。
 
 

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漢方研究三十年 管理薬剤師 黒川秀治
 
 
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