HONDA GOES BIG!

| スコットサマーズとブルースオグリビエ(AMERICAN HONDA R&D)、そしてUSAの「RED RIDER」達は、ピュアレーサーのXRラインアップの登場が、一体いつになるのか随分思い悩んでいた。 ハイペースのGNCCから、過酷なBAJA1000を含めて、すべてのチャンピオンシップを 総ナメにしてしまうそんなマシンたちの登場・・・。 しかし、ここ数年、XR600Rに替わるニューマシンは、アルミフレームのCRや、最高速が300KMを越えるオンロードバイクの開発の狭間で、あたかも真空状態の中に置きざり にされたかのように、技術的な問題に於いて完全にスタックしてしまっていたようである。 しかし、その日がやって来た。待ち焦がれる日々は終わったのだ。 |
| 10年以上に渡るマイナーチェンジの後、ホンダは遂に、我々の眼前で全くの新設計、 オープンクラスマシンのそのベールを剥いだ。 実はホンダの計画では、今から1年前にこの日を準備出来ていたはずというのが、 もっぱらの噂である。しかし、丁度この時期、ヤマハのYZ400を初めとする 4ストロークプログラムの成功や、CANNONDALEの4ストロークマシンの登場が主な理由で、 ニューXRの開発にもっと時間を費やすべきという、重大な軌道修正の最終決定が、 USAと日本のトップの間で取り交わされた。 しかし、今にしてみれば、その1年の遅れは、充分に価値のあるものになったのである。 |
| NEW XR650Rはそれまでホンダが世に送り出した、どんなモデルとも異質なものに仕上がった。水冷、シングルカムシャフトエンジン。それはまさにUSAの”ハードコア”エンスージャスト達と、 XRのスペシャルショップが、永年待ち望んでいたものである。 オフロードモデルでは初の、アルミフレームには、アグレッシブなジオメトリーと、 ブランニューの人体工学が注入された。近いうちに、このニュー650Rのレーサーとしての 初舞台での実力の程は、531マイルに及ぶ悪名高い「VEGAS TO RINO」で 試されることになるだろう。 このマシンがどのように戦ったかは次号のフルレースリポートに期待して欲しい。 また、我々がこのモンスターを手にした時は、すぐさまフルレースレポートを皆さんに お伝えするつもりだ。 但し、今、我々に出来ることといったら、このXRが最新のKTMやフサベル、CANNONDALE、 ヤマハ、スズキを相手に繰り広げる、恒例の24時間レーステストの内容が、 どんなにクールなものになるかただうっとりと思いを馳せるのみなのである。 |
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DIRT RIDER: Dec/1999 ISSUE |
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