山下信一による2000年8月撮影の写真によりご紹介いたします。1966年度版はこちらからどうぞ

  

  • 紙合わせ・・・和紙を継ぎ合わせた後、それを2枚ずつ合わせて重ねます。和紙には、裏表がありそれを考慮しながら行います。
     その後、型取りし合わせた紙に型紙をあてて、型取りをしていきます(通常大量生産のため20枚前後同時に)。
  • 断裁・・・刃物で型取りに沿って断裁していきます。

 

  • 張り合わせ・・・縁取りしたところへ紙紐を入れて(大きな鯉のみ)、上下の紙を張り合わせます。紙紐を入れるのは、継ぎ目を強くするためです。
     次に、目入れをします。目玉を型どった各サイズの版を押していくか、目玉のシールを貼っていきます。目玉の版を押した場合、黒く縁取られた後、黒目のまわりをブルーやピンクなどで、色どっていきます。
     金太郎入れは、金時の型紙で魚体中央に型を入れた後、赤と黒で描く。これは、真鯉のみに限られています。鯉のサイズや、地方によっては入れない場合があります。ここではいれていません。

 

  • 荒がき・・・ウロコ、エラ、ヒレなどを手描きで入れていきます。これは、かなり熟練を要する作業となります。まるで機械で書いているように、正確に素早く描いていきます。

 

  • ぼかし・・・線だけの荒がきに沿って濃淡2色で縁取っていきます。この写真に見えるように、大きな鯉の場合、2つの壷に濃淡2色の染料が入っていて、1つのハケの両端にそれぞれ濃淡の染料を同時に含ませて描いていきます。
     ”塗り”と呼ばれる作業は、”荒がき”と”ぼかし”の空間を塗り尽くし、金太郎に彩色し、エラ、ヒレ、尾などに黄を入れます。
     金箔付けは、ウロコに金箔の型を押します。(押さない場合もあります。)ここでは押していない鯉を作っています。

 

  • 口張り・・・口に輪をはめて完成です。口輪の材料は、竹や針金が使われています。


    右の写真の鯉は、塗りが終わった時点のものです。これに、黄色で彩色し、口輪をはめて完成となります。


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